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当社の金属拡散滲透処理の強み

耐高温酸化性

当社カロライジング・アルプレックス処理等アルミニウムの拡散滲透処理は、普通鋼・特殊鋼・ステンレス鋼・銅等ほぼ全ての材料の耐高温酸化性を向上します。この処理により、機械装置・部品の高温酸化を防止し、部品の寿命延長や信頼性向上、又メンテナンスコスト低減が可能になります。

[試験条件]  
材質 STPG370
条件 900℃×1000hr

酸化増量テスト

耐摩耗性と耐剥離性

当社のクロマイジング、バナダイジング等の拡散滲透処理は無処理品と比較して普通鋼に比べ15~20倍と格段に表面硬度が上昇します。

一般的な表面処理でも当社拡散滲透処理に近い表面硬度を得ることは可能ですが、当社の拡散滲透処理は拡散金属が濃度勾配を持った傾斜機能特性の為、処理層が剥離し難く、熱衝撃等温度変化の激しい環境でも高い耐摩耗性・耐剥離性を発揮します。

各種表面処理硬度比較


窒化やPVDに比べ、当社クロマイジング(クロコート®)処理品やバナダイジング処理品は熱衝撃対策として有効であり、被膜の密着性も良好です。

[試験条件]  
材質 SKD61
条件 加熱500℃×2分⇒水冷(スプレー)
10秒を1チャージとする。

各種表面処理別耐久性比較

 

耐溶損性

当社のカロライジング処理は溶融亜鉛・はんだ等に対して優れた耐溶損性を示し自動車ボディ、電化製品筐体等連続亜鉛溶融メッキの装置・部材に活用されています。

又クロマイジング、バナダイジング処理は溶融アルミニウムに対しても窒化品に比べ優れた耐溶損性を発揮します。

耐浸炭性

当社のカロライジング処理は、自動車部品・工作機械部品等の浸炭・窒化処理時、(浸炭)炉部材・治具等への浸炭(及び窒化)を防止し、部材等の長寿命化が可能です。通常これらの材質にはニッケル、クロム成分の高い高価な材料が使われますが、当社の拡散滲透処理を施すことにより浸炭による部材の割れ、歪みを防止し、寿命延長、ランニングコスト低減が可能になります。

[試験条件]  
材質 SCH13、SCH13カロライジング品
時間 930度×12時間 10チャージ
条件 固形浸炭材中

一般的評価

被処理物と
の密着性
被処理物の成分
との合金化
コーティング
層厚
コーティング層の
緻密性
コーティング層の
均一性
コーティング層の
表面粗さ
被処理物の
形状
拡散滲透処理
溶融メッキ ×
メッキ × × × ×
溶射 × × × ×
P.V.D × × ×
C.V.D × ×
評価基準
極めて良好
良好
普通
不良×
有り
無し×
×
×
均一
不均一×
平滑
普通
粗い×
広汎
普通
限定×
被処理物の
大きさ
コーティング層材料の
多様性
被処理物の
多様性
処理後の歪 被処理物の
機械的性質の劣化
経済性
拡散滲透処理
溶融メッキ × × ×
メッキ
溶射 ×
P.V.D × ×
C.V.D × ×
評価基準
かなり対応
普通
かなり限定×
×
×
歪小
歪中
歪大×
劣化小
劣化中
劣化大×
安価
普通
高価×
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